2018年06月30日

2018/06/28 W杯 ポーランド戦

わたしはこの試合を見ていません。今後見る予定もありません。試合前にスタメンを見て「これはたぶん負ける」と直感し、GL突破はセネガル対コロンビアの結果次第だと判断したので、そちらを見ることにしました。

たぶんコロンビアが勝つんだろうなと思っていましたが、意外にもセネガルの守りが狡猾で、コロンビアは攻めあぐねました。セネガルは前半16分にPK獲得!と思いきやVAR判定で取り消し。前半30分にはハメス・ロドリゲスが怪我の悪化で交代。しかし後半29分にFKからコロンビアが先制。セネガルは優位に試合を進めながら決定力の問題で0−1と敗れました。

そして日本は...スタメンは川島、長友、槙野、吉田麻也、酒井宏樹、山口蛍、酒井高徳、柴崎、宇佐美、武藤、岡崎。後半2分に岡崎が怪我の悪化で大迫と交代。14分にFKから失点。20分に宇佐美→乾、そしてコロンビアが先制したと聞いて武藤を長谷部に代えて攻撃を放棄。ポーランドもお付き合いをしてボール回しだけをして0−1で終了。

見てないけど状況は手に取るようにわかります。スタメンを6人も代えたせいでチームが機能せず、点を取るどころか攻撃の形すら作れなかったに違いない。残り10分で点を取れる見込みは全くなく、このまま何も起こらなければフェアプレーポイントでGL突破できるので、失点のリスクもイエローカードのリスクも回避してひたすらやり過ごすのが一番可能性があると判断したのでしょう。

でも西野さんが知りえたのはセネガル対コロンビアのスコアだけで、内容までは確認できたはずがない。PKの判定、ハメスの脱落、コロンビアの攻めあぐねを知っていたら、怖くてとてもこんな終わらせ方はできなかったでしょう。

卑怯だと言っている人もいますが、それは問題じゃない。コロンビアが2点取っていたら大いにアリだった。でも1点差で他力本願は愚かすぎる決断だと思う。西野さんが天然なのは昔から知っていたけど、これほどとは思わなかった。

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2018年06月27日

2018/06/24 W杯 セネガル戦

コロンビア戦を境に、私のW杯は一変しました。他の国の試合はロクに見ず、コロンビア戦ばかりヘビーローテションする日々です。

前回の投稿で「これで少し化けるかもしれない」と書きましたが、日本代表はセネガル戦で見事に化けた姿を見せてくれました。セネガルは、コロンビアとはまた違った意味で相性の悪い相手です。フィジカルの優位を活かしてゴリゴリと体を当てて来る。4年前のコートジボアール戦と同じく、普通にやったら押されまくって良いとこ無しに敗れる相手です。

正直、スタメンがコロンビア戦と同じと聞いて不安でした。これはがっぷり四つを挑むメンバーだ。柴崎なんかは簡単に跳ね飛ばされて終わるんじゃないか?しかし驚いたことに、彼は見事な厚みを見せてくれました。彼以外のメンバーも皆同じです。これは一体どういうことだ?

これはハリルホジッチの持論がいみじくも的を得ていたということでしょう。彼は「コンディションで上回れば、多少体格差があってもデュエルで負けない」と主張していました。この日の日本はセネガルよりコンディションが良かった。終盤疲れていたのは日本ではなくセネガルでした。そして「コンディション」には気持ちの問題も非常に大きいということがよくわかりました。日本選手は皆自信に満ち溢れていた(ただしGK川島は除く)。

試合開始直後から猛烈なフォアチェックに遭い、なんとか持ちこたえていたところを11分の残念な失点で先制されてしまったのに、徐々に立て直して優位に立ち、前半のうちに同点に追いつきました。日本は失点すると意気消沈し、これまでできていたこともできなくなってしまうのが常だった(コロンビア戦もそうだった)のに、この日は違いました。聞くところによれば、先制されることも十分に予想して作戦を立てていたようです。セネガルは4年前のコートジボアールと同じく、両サイドバックを前にあげて押し込もうとしましたが、日本はボールを持つと長谷部が最終ラインに下がって両サイドを上がらせて対処しました。そして乾が同点ゴール。乾と言えばなかなかシュートを打たない、打っても枠に飛ばないのが常でしたが、この日は見事なコントロールショットがサイドネットを揺らしました。

後半も日本は優位に試合を進め、決定機を作るものの決まらず、そうこうしているうちにセネガルにワンチャンスを決められてしまいます。しかしここでも日本は意気消沈せず、本田と岡崎を投入して再び同点に追いつきます。そのまま2−2で終了。

コロンビア戦の勝利は本当に大きかった。そしてセネガル戦はエポックメイキングな試合でした。フィジカルで優位に立つ相手に真っ向勝負を挑んで、互角以上の内容だった。勝てた試合でした。
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2018年06月20日

2018/06/19 W杯 コロンビア戦

かつてハリルホジッチは「勝利は誰もプレゼントしてくれない」と繰り返し言っていました。でも、この日はコロンビアが勝利をプレゼントしてくれた。しかも、日本が不器用に落としそうになったそれをわざわざ支えてまでくれました。

まず、ハメス・ロドリゲスが足を痛めて先発から外れた。日本は川島、長友、昌子、吉田麻也、酒井宏樹、長谷部、柴崎、乾、香川、原口、大迫。攻撃的で、がっぷり四つを挑む布陣ですが、ハメスがいないので形にはなるかもという期待がありました。

そして、開始3分でコロンビアがとんでもない失態をやらかしました。ロングボールに反応した大迫がうまくDFと入れ替わってシュート。GKに弾かれたボールを香川がシュート。この枠内に飛んだボールをコロンビアのMFカルロス・サンチェスが開いた腕に当ててブロック。当然の帰結としてPK+サンチェス退場。香川がこれを決めて1−0。

コロンビアは1点ビハインドを負って、ほとんど1試合まるまる10人で戦うという、過酷な罰ゲームを強いられることになりました。

しかし日本はこのプレゼントを落としそうになります。相手が取りに来るまでゆっくりボール回しをするのは良いんだけど、攻撃はパスミスだらけで脅威を与えられず、前半のうちに残念なFKで失点。逆転されかねないドタバタぶり。

しかしコロンビアがこれを支えてくれます。前半のうちにクアドラードを下げてくれて随分と楽になりました。しかも彼らは初戦にピークを持ってきてなかったので後半は疲れて失速。トドメは危険だったキンテーロに代えて絶不調のハメス登場。これでさらに楽になった。

日本は香川に代わって入った本田圭佑のCKから大迫がヘッドで勝ち越し。コロンビアはバッカを投入して必死の反撃を試みますがなんとか守りきって2−1の勝利。

何度もW杯に出場していると、たまにはこんな幸運もあるんですね。3戦全敗を覚悟していたけれど、とりあえず1つ勝てて本当に良かった。日本はW杯のお客さんレベルの実力だったけれど、これで少し化けるかもしれない。
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2018年06月13日

2018/06/12 パラグアイ戦

W杯まであと何ヶ月ですか?たしか初戦のコロンビア戦は7日後で、今日が本番前の最後の試合だと思ってたんだけど思い違いだったのかな?西野監督はスタメンを10人変えてきました。東口、高徳、昌子、植田、遠藤、山口、柴崎、乾、香川、武藤、岡崎。意味不明な起用だ。

パラグアイは若手主体で、ヌルくて雑なチームだった。たぶん日本をナメきって「このくらいでも勝てる」と思っていたんだろう。そして思惑通り、前半を1ー0で終えた。でも後半足が止まってしまい、2ー4と逆転負けに終わった。自滅しただけで、日本が良かったわけではない。

日本にとっては何の意味があったのだろう?乾が2得点したけど、7日後スタメンで出られるのか?もしもコロンビア戦を今日と同じスタメンで臨んだら大したものだけど、スイス戦は何だったんだという話になる。恐らく2連敗したメンバーが主体になるだろう。本番直前の貴重な機会を控え選手のリハビリで潰したわけだ。W杯をナメてるのか?

コロンビア戦は、よっぽど相手の良さを潰せない限りまともな勝負にもならないだろう。下手をするとサッカーのスコアにならない。0ー8ぐらいで負けても意外ではない。
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2018年06月09日

2018/06/09 スイス戦

スタメンはGK川島、DF長友、槙野、吉田麻也、酒井高徳、ボランチ長谷部、大島、左ウィング宇佐美、右ウィング原口元気、トップ下本田圭佑、トップ大迫。

前半終盤に大迫が腰を強打して武藤嘉紀と交代。直後に相手7番が突破からシミュレーション。しかし審判が騙され、接触すらなかったのに吉田麻也がPKを取られる。後半途中から宇佐美→乾、本田→香川、酒井高徳→酒井宏樹、大島→柴崎。終盤前がかりになったところカウンターを受け、0−2で完敗。

見事なかませ犬っぷりだった。スイスは予定通り快勝できて気分良くW杯本番に臨めるだろう。

しかし西野監督に危機感は全くない。チーム作りはうまくいっており、今日の試合だってやられた感じはほとんどなく、得点さえできていれば勝ち目はあった。「決定力。それに尽きる」と言う彼の言葉はド正論であり、何も間違ってはいない。ただしそれは、そのうち決定力が身につく見込みがあればの話だ。

日本の決定力不足は何十年も前から言われ続けてきた課題だ。それをあと10日ぐらいで解消できると考える方がおかしい。

決定力不足を解消できない場合はどうしたら良いか?1つの答えは「決定的チャンスをたくさん作ること」だ。下手な鉄砲も数打てば当たる。しかしそれには相当優れたチームを作る必要がある。スイス相手に決定的チャンスが皆無だったこの試合を見る限り、それは絶望的だ。

最後の手段は「得点力がなくても結果を出せるチームを作ること」つまり、失点しない守備の強いチームを作ることだ。今のやり方では無理なので、2010年のような守備の人数を増やしたチームに変えなくてはならない。

しかし西野さんには危機感がない。相変わらず決定力という無い物ねだりを続けている。このままでは本番は3戦ともボロ負けで終わるだろう。

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2018年06月08日

2018/05/30 ガーナ戦

西野新体制での初試合、日産スタジアムでのガーナ戦です。西野さんはなんと3バックをやり始めました。

スタメンはGK川島、リベロ長谷部、CF吉田麻也&槙野、左ウィングバック長友、右ウィングバックはなんと原口元気、ボランチ山口蛍&大島、2シャドウ本田圭佑&宇佐美、1トップ大迫。

後半は右WB酒井高徳、シャドウ香川、トップ武藤嘉紀。その後ボランチ柴崎、シャドウ→トップ岡崎慎司で2トップ。最後に井手口が出て4バック。

本来3バックは2トップ相手の戦術であり、ウィングを置くガーナ相手には不利ですが、試したくて無理やりやったようです。

長谷部はフランクフルトでリベロをやっているので良いとして、原口を左ですらない右WBに置くと言う無茶振り。しかし思ったよりよくやっていました。しかし、酒井宏樹はなぜ使われないのだろう?

全員が集合して数日後なのでチームが出来上がっているはずもないのですが、それなりに特徴は出せていたと思います。少なくとも3月の試合よりははるかにポジティブだった。

しかし、失点の仕方が悪すぎた。開始数分での直接FKで失点。わざと開けたはずの壁の間を抜けてきたシュートなのにGKが防げない…壁の作り方を完全に失敗していました。そして後半開始早々に裏を突かれたロングボールに慌ててPK。どちらも防げた失点です。0−2で敗戦。

まあ、3バックはオプションのようだし、今日負けたからといってなんだって話ですが、周囲の印象は最悪です。試合後にセレモニーがありましたが完全に白けきっていて、ツイッターは炎上していました。

さて、真面目な話。日本は失点しないチームを作らなければならない。なんといっても得点力が低すぎるので、今日のような残念な失点をしていたら絶対に負ける。小さなほころびも許さない、隙のないチームを西野さんは作れるのか?そこが最大の焦点です。

次の日(5・31)はW杯メンバー23人の発表でした。浅野、井手口、三竿が外れて若手のほとんどいない代表となりました。おっさんジャパンとか忖度ジャパンとか呼ばれています。若手がダメだからベテランに頼ることになったわけですが、香川は3ヶ月も怪我していたので期待できず、岡崎も意外なほど怪我が長引いて不安、乾が本来なら手術が必要な怪我をして不安。得点を期待できる選手は誰もいない。
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2018年05月05日

ハリルホジッチ騒動の顛末

ハリルホジッチが解任された当初、世間の反応は「解任は正しいが時期が遅すぎた」というものでした。しかし時が経つにつれて事情を知らない海外メディアが「暴挙である」と書き立て、サッカー専門外の内紛好きメディアがそれに便乗して、ついにはサッカー専門家までもが引きづられてしまい、最近では「解任は不当」で「あのまま任せるべきだった」という意見で埋まっています。協会がバカな判断をやらかしたせいでW杯が失敗する、というとんでもなくポイントのズレた認識が世間を支配しています。このまますべての原因を協会に押し付けて済ませてしまうのはとても不健全なので、ここで顛末を整理しておきましょう。

【ハリルホジッチ以前】
2014年ブラジルW杯までチームを率いたアルベルト・ザッケローニのチームは「自分達がボールを持っている限り相手の攻撃はない」というサッカーでした。誰が相手でもこれを貫こうとしましたが、ブラジルやコロンビアのように自分達よりうまい相手には通用せず、フィジカルで押してくるコートジボワールにも適用できず残園な結果に終わってしまいました。次のアギーレ監督は新しい選手を試しているうちにスキャンダルで終焉。この時点で日本代表の課題は3つあったと思います。

1.カウンター戦術を身につける
例えばドイツはポゼッションサッカーを志向していましたが、ブラジルやスペインには勝てないのでカウンターもできるハイブリッドなチームを作り、世界チャンピオンになりました。日本もそれを目指すべきでした。

2.フィジカルで押してくる相手への対策
1対1の局面で勝てないという日本の根本的な弱点は、これまで戦術でカバーする方針でしたが、それだけでは不十分なことを露呈してしましました。1対1の克服は避けては通れない課題です。

3.新戦力を見つける
本田、香川、岡崎のビッグ3は次のロシアW杯でも健在かもしれないが衰えは避けられない。彼らに割って入れるような新戦力の台頭は必須でした。

【ハリルホジッチ就任】
ハリルホジッチを選んだのは、前回前々回に引き続いて原&霜田コンビです。「クラブチームとW杯で実績がある」という基本条件の他に「相手に合わせた多彩な戦術を駆使する」「デュエルを重視する」「新戦力の起用に積極的」という特徴があり、今の日本にはうってつけと思われました。彼は就任後さっそくデュエルの強化に乗り出しました。体格で劣っていてもコンディション調整で上回ればデュエルに負けたないと主張し、選手に体脂肪率の改善を求めました。

【W杯2次予選】
最初のつまづきはロシアW杯予選初戦のホームでのシンガポール戦で1点も取れず引き分けたことでした。ここで「ハリルホジッチって、偉そうなことを言う割に戦術は薄っぺらなのでは?」と言う疑惑が生まれました。そしてビッグ3の衰えが隠せなくなってきました。期待通りに圧勝できないのでハリルホジッチ批判が始まりましたが、主な原因は選手の衰えなので監督を批判するのは不公平だと思う。

【会長交代】
2次予選中に日本サッカー協会会長の交代があり、原さんが選挙に敗れて2階級降格を言い渡されJリーグ副理事長に転身、霜田さんが技術委員長を下され最終予選中に辞任。ハリルホジッチの後ろ盾はいなくなってしまいました。

【W杯最終予選】
最終予選初戦のホームでのUAE戦の敗戦で、ビック3はもうあてにならないことが決定的になってしまいました。ハリルホジッチは世代交代をよくやったと思う。ここで負けたら解任、と言うポイントとなる試合でことごとく勝利し、首位で予選突破を果たしました。しかし、コンディション作りでは懸念も生まれました。去年6月のイラク戦の準備でにキツい負荷トレーニングを敢行し、逆効果で勝てる試合を引き分け、予選突破を危うくしました。W杯予選、特に突破を決めたホームでのオーストラリア戦で世代交代の目処が立ったように見えましたが、まだまだW杯本戦で戦えるレベルには達していませんでした。この後の9ヶ月でさらなるレベルアップが必要でした。

【2017年10月シリーズ】
まず、予選終了後最初のゲームであるニュージーランド戦で重大な誤算が露呈しました。ニュージーランドは随分格下のチームなのに、体格差でゴリゴリ来られると苦戦してしまう。ハリルホジッチが就任当初から重視してきたデュエルの向上が不十分で、本番でもデュエルで負けないサッカーは期待できないことが明らかになりました。

【2017年11月シリーズ】
欧州でのブラジル、ベルギー戦で総力を傾けると思われていましたが、ビッグ3が1人も呼ばれませんでした。特に香川は、新ユニフォームのモデルなのに落選という笑えない状況。どうやら先月ハリルホジッチと大激論を展開して干されたらしい。

【2017年12月のE-1】
韓国戦で1−4という衝撃的な大敗を喫しました。日本側は全員国内組で23人に入れるかどうかという選手がほとんどだったので、負けても仕方がない試合ではありましたが、ラッキーな先制点以外はほとんど何も対処できないままやられっぱなしで4点取られて負けるというホームでは許されない負け方でした。それよりも問題だったのは、そこそこ準備日数がある中で実践したW杯用の戦術を完璧に封じられ、対抗策は何もなかったという事実です。つまり、W杯本戦でも相手がこうすれば日本は必ず負けるということです。ハリルホジッチはここから根本的な戦術の練り直しができるのか?できないなら今からでも監督を代えた方がマシではないのか?そんな風に思わせる一戦でした。

【2018年3月シリーズ】
井手口と浅野が所属チームで出番を失い落選。メキシコで調子を取り戻した本田が呼ばれましたが、乾が落選しました。どうやら彼も監督に意見して干されたらしい。さらに、選手だけのミーティングを禁止してしまい、キャプテンの長谷部すら匙を投げる状態。戦術も、その場で相手が対応できる薄っぺらさを改めて露呈しました。

【解任】
協会では、韓国戦大敗の時点で真剣に解任が検討されましたが、時すでに遅しという意見もあり見送られました。しかし3月に長谷部が匙を投げたと聞いて、チームが崩壊すると判断した田嶋会長が解任を強行しました。本人は決して認めないだろうけれど、ロシアW杯の成功はもう諦めた。せめて「チーム一丸となって臨みました」と言いたいがための監督交代でしょう。だからこそ技術委員長だった西野さんが監督を引き継いだわけです。勝利以前のチーム一丸が目的だから。

【たらればの話1】
このまま行ったらチームは崩壊していたのか?それは大いに疑問です。そもそも2010年のフランスチームみたいなあからさまな崩壊は日本ではありえない。せいぜい試合中に監督の指示を無視する程度だろうし、そんなことは今までにもあった。ただ「チーム一丸となりました」とは言えなくなったでしょう。

【たらればの話2】
このままハリルホジッチに任せたほうが良かったのか?これは、明確に違うと言い切れます。まず、本田や岡崎はロシアに行けたのか?恐らく35人の中には入れても23人には入れなかったと思われます。明らかな実力差があればともかく、遠慮なく意見する選手は排除したでしょう。実力的にも勿体無い話だし、他の選手の動揺を誘うという意味で悪影響をもたらしたでしょう。そして合宿ではキツい負荷トレーニングを課したでしょう。これはほとんどの日本人選手には逆効果ですが、ハリルホジッチのサッカーでは「コンディションを爆上げしてデュエルに勝つ」ことが不可欠なので、多少の脱落者には目をつぶって強行したでしょう。これで貴重な主力選手の何人かがコンディションを落とすか脱落しただろうし、最悪の場合は肝心の試合中に壊れて敗戦の原因になったかもしれません。

もしかしたら奇跡的にうまく行って絶好調な選手を揃え、相手の長所を抑え短所を突くお得意の戦術がハマる可能性もゼロではありませんが、それで勝てたとしても将来の糧は何も残りません。焼畑農業で痩せた土地が残るようなものです。

【どうしてこうなった】
とにかく、ハリルホジッチという人を見損なったのが痛恨のミスでした。彼は一発勝負で相手を出し抜くのがうまいだけで、決して高度な戦術を使えるわけではなかった。守備的なチームを作るのは得意だが、それは相手を研究して長所を抑えるという意味で、カウンター戦術が得意という意味ではない。デュエルはもちろん大事だが、日本選手のすべてが体格差のある相手にデュエルで勝てるようになるわけではないので、戦術でのカバーは不可欠だった。しかしハリルホジッチにとってはデュエルに勝つことこそがチームの基盤であり、戦術は二の次だった。

でもまあ、こんなにも選手がレベルダウンしなければソコソコの成績を残して途中解任は回避できただろう。何しろ日本はトルシエすら途中解任しなかったのだから。

【もっと早くに解任できなかったのか?】
W杯予選中はリスクが大きすぎて解任できなかった。予選突破が危機的状況になれば話は別だが、前述のようにポイントとなる試合では勝てていた。突破後はますます解任しづらくなった。予選突破を達成した監督を解任するにはよっぽどの理由が必要だ。あえて言うなら、韓国戦大敗後だったろうが、欧州組が不参加だったので微かな希望を抱いてしまった。逆に5月になったらもうどうしょうもないので、悪化のリスクが少しでもあれば解任が正解だったと思う。

【新体制は本当に期待できないのか?】
ハリルホジッチ体制よりは良いコンディション調整ができると思う。守備的な戦術になるのは避けられないので、カウンター戦術の出来具合がカギだ。
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2018年04月09日

ハリルホジッチ解任

本日4月9日、ハリルホジッチの解任が発表された。私もハリルホジッチには愛想をつかしていて、解任を主張していたけれど、本当に解任されるとは思わなかった。何しろ3月27日のウクライナ戦直後に西野技術委員長は継続を明言していたのだ。監督の人事は技術委員会が提言して会長が決断するものだから、普通なら解任はありえないはずだった。

なぜ解任になったのか?本日会見した田嶋会長はいろいろ喋っていたけども、納得できる説明はほとんど何もなかった。唯一出てきたのは、信頼関係とコミュニケーションの問題だった。どうやら先月の試合の後で今後の方針についての話し合いが決裂してしまったらしい。このまま放置していたらチームがバラバラになってしまうので、やむなくクビにした、というところか。

しかし後任が西野?彼は技術委員長だったのだから監督になるのはおかしい。しかも監督としての力量は大いに疑問だ。世間では1996年アトランタ五輪のブラジル戦を「マイアミの奇跡」とか呼んでいるけど、自分には一方的にやられまくった記憶しかない。奇跡的に失点を免れ、相手の凡ミスで勝てただけの試合だ。Jリーグで実績があると言われているが、あれだけ良い選手を揃えていたガンバ大阪を10年率いて優勝は1回だけ。その後2チーム率いてことごとく失敗し、どこからも声がかからなくなって協会に入った人だ。もう63歳で、監督としては終わった人なのに、なぜ日本代表監督の地位を与えるのだろう?会長のえこひいき人事にしか見えない。
posted by ゆーじ at 21:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月01日

2018/03/27 ウクライナ戦(ベルギー)

普通に負けた。

先発はGK川島、DF長友、槙野、植田、酒井高徳、MF長谷部、山口蛍、柴崎、FW原口、杉本健勇、本田。中盤を支配され、上がって来た相手DFをフリーにして打たれたミドルシュートをオウンゴール。前半終了間際にFKから槙野のヘッドが決まり同点になるが、後半も圧倒され完全に崩されて勝ち越され、1−2で終了。選手交代は後半に杉本→小林悠、本田→久保裕也、柴崎→中島翔哉、長谷部→三竿、原口→宇佐美。

試合後監督は「前回より良かった」と言いました。そして「怪我人が戻ればもっと良くなる」と言いました。それは確かに嘘ではない。ただし、前回より良くなったのは出場選手の質であって、監督の功績ではありません。そして、先発に吉田麻也、酒井宏樹、大迫が入ればさらに良くなるのも間違いではありませんが、それでもウクライナ相手に失点を1つくらい減らして引き分けに持ち込むのが関の山でしょう。つまり、内容はちょっとだけ良くなるものの、本番の結果が変わるわけではありません。普通に3つとも負けて帰って来るでしょう。いや、ハリルホジッチはフランスの自宅に戻るから日本には2度と来ないかも。

マスコミは8年前の大転換で恥をかいているから「3戦全廃確実」とは騒いでいないけど、今回は8年前の再現はないと断言できる。そもそもあの時岡田監督は攻撃サッカーを目指していて、守備的に転換するという奥の手があったけど、今はもうすでに守備的に転換して失敗している。あの時は本田圭佑という次期エースがいたけれど、今回は誰もいない。中澤、闘利王、阿部勇樹という体が大きくて守備の強い選手が揃っていたけど、今は吉田麻也しかいない。初戦の相手カメルーンは絶不調だったけど、今回のコロンビアは絶好調。相手の中で最もランキングが低いセネガルは、日本が最も苦手とするフィジカルでゴリゴリくるチーム。どれ1つとして勝てそうな相手はいないし、引き分けに持ち込む見込みすらない。

どうせ全敗するのならもっと有意義にW杯を使うことを考えるべきでしょう。手倉森に経験を積ませるのも良いし、いっそのこと森保にやらせて東京五輪の糧にするのも良い。とりあえず選手は洗いざらい試したし、ゼロからチーム作りをするんだから、すでに失敗して解決策もない現監督よりずっとマシだろう。
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2018年03月26日

2018/03/23 マリ戦(ベルギー)

日本ってW杯に出るんだっけ?いや、出ちゃダメでしょう、こんなレベルの低いチームが。

W杯最終予選でようやく世代交代できたと思ったのに、その旗手となるべき選手たちが成長するどころか所属チームで試合に出ることもできなくなってしまった。おまけに今回はケガ人続出。それなのに監督は岡崎や乾を選ばず、本田もしぶしぶ選んだという状態。

今回のマリ戦の先発は、GK中村航輔、DF長友、槙野、昌子、宇賀神、MF長谷部、大島、盛岡、FW宇佐美、大迫、久保裕也。主力と言える選手がほとんどいない、実にショボいメンバーです。

たぶんハリルホジッチは、伸びしろのないベテランをやりくりしても本番で結果は出せないと思っているのでしょう。だから狂ったように新戦力を試している。でもそれは所詮ギャンブルでしかなく、そんなことしてる時点で指揮官としての底が見えたと言えます。いまさら監督代えてもしょうがないので、このまま行くしかないんだけど。

マリはアフリカ予選でグループ最下位だったし、今回は主力がいなくて若手中心らしいので、負けるとは思っていなかったけど苦戦はすると思っていました。なにせ日本はニュージーランドにも苦戦するほどフィジカルの弱いチームだから。

始まってまず感じたのは「無観客試合か?」と思えるほど観客がいないこと。海外で試合しても日本人サポーターはそれなりに居たものですが、今日はぜんぜん応援の音すら聞こえて来ない。

マリは思ったとおりショボいチームでした。身体も予想ほど大きくない。立ち上がりは日本の基本戦術に対応できず劣勢。しかし日本は得点力がないので徐々に落ち着きを取り戻し、フィジカルの優位を活かして攻勢に出ます。危険なシュートに持ち込めるほどの実力はなかったけど、宇賀神がやらかしたおかげて前半終了間際という良い時間にPKで先制することができました。

日本は前半のうちに大島がまたケガして山口蛍と交代。後半は宇賀神に代えて酒井高徳が登場。その後も宇佐美に代えて中島、長谷部に代えて三竿、盛岡に代えて小林悠、久保に代えて本田を投入しましたがなんの効果もなし。とにかく相手のドリブルを止められずゴール前で人数をかけてやっと止めるというみっともない場面を繰り返し、0−1のままロスタイムに突入。そのロスタイムがちょっと長くて、もう勝ったつもりでいた相手の集中が切れ、中島がラストプレーで同点ゴールを決めました。

結果は1−1ですが、完全な負け試合でした。次は27日にウクライナ戦ですが、大迫がふくらはぎを痛めて別メニュー…普通に負ける結果しか想像できない。

posted by ゆーじ at 01:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする